司法試験・法律ブログ

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和田吉弘先生の基礎からわかる民事訴訟法を司法試験の通読書としておすすめ出来ない理由とは?他にいい基本書があるの?

和田先生の民事訴訟法は実際、タイトルの通り、基本から分かり易く記述されておりまして、初学者でもわかりやすい綺麗な記述でまとめられている非常に優秀な基本書です。

 

 

しかしそれでもこの基礎からわかる民事訴訟法をおすすめしない理由があります。まず分量が非常に多いです。基礎からわかるとされておりながらも、ページ数は600ページ後半で、約700ページ近くものボリュームとなっております。

 

 

網羅性は素晴らしいですけれども、初学者がいきなりこれほどまでのボリュームを誇る基本書を通読するのは難しいです。多くても500ページまでに留めておくべきだといえるでしょう。

 

 

それでも読める方は止めはしませんが、司法試験合格のための知識量として十分であり、なおかつ最低限に留めてある基本書があるとすれば、長谷部由起子先生の民事訴訟法の基本書がオススメです!

 

 

こちらの基本書は400ページ後半となっておりまして、約500ページもの分量に止められている基本書です。言ってしまえば、司法試験合格のための基本本としましてはこれで十分過ぎますし、これだけでもしっかり必要な知識はかなり網羅されています。

 

 

初学者が法律の基本書を通読するためには、内容が分かりやすいかどうかという点のみを重点に置くばかりでわけではなく、ページ数が多すぎないか少なすぎないかという点もしっかり考慮すべきです。

 

 

それら全てを備え合せた基本書があるとすれば、長谷部由起子先生の民事訴訟法の基本書が一番良いと言えます。司法試験のための通学用の基本書としましては、長谷部由起子先生の民事訴訟法を超えるものはないと考えております。

 


民事訴訟法 第3版 [ 長谷部 由起子 ]